FXは株取引より安全か?
FXを始める人の中には、「FXは株取引より安全なんでしょ?みんなそう言ってるから、私もFXを始めようと思います。」という人がいます。さてこの言葉、はたして真実なのでしょうか?皆さんの中にも、FXは株取引より安全であると聞いたことがあるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?
結論から言うと、株取引でもFX取引でもリスクは同じです。どちらにもリスクは存在していますし、FXの方がリスクが少ないとは決して言えません。では、なぜ「FXは安全だ!」という言葉が聞かれるようになったのでしょうか?第1の原因としては、「FXにはリスクを回避する方法がたくさんある」ということが挙げられます。FX取引には「売り」と「買い」のポジションが存在しており、「売り」のリスクとは、「買い」のチャンスでもあります。したがって、リスクの匂いを嗅ぎとったら逆のポジションにすることでそのリスクを回避することが出来るのです。一方、株取引ではそのようなテクニックが使えませんので、「株取引=危険」という図式が生まれたのではないでしょうか。また、FXの為替変動は株価の変動と比較して小さいため、これも「FXは安全だ!」というイメージを作り出した原因でしょう。たしかに為替変動は株と比較して小さいですが、FXには「レバレッジ」という、自己資金の何倍もの取引が可能になる制度があり、ほとんどの投資家はその制度を利用しています。つまり、変動幅が小さくても大きな損失を出してしまう可能性は十分に考えられるんですね。
いかがでしょうか。「FXは株取引より安全だ!」という図式、これは大きな間違いであることがお分かり頂けたでしょうか?ただし、FXにはリスクを回避するテクニックが多く存在していますので、それらを駆使すると株取引より安全と言えるかもしれませんが…
FXは24時間の取引が可能!
FXは外貨取引です。外貨は日本だけでなく、世界中で取引されています。したがって、海外に口座を持っていれば、事実上24時間の取引が可能になるんですね。一方、株取引は日本国内だけの取引になりますので、市場がクローズしている時間帯は何もできないのです(一部、時間外取引という手法もありますが)。では、24時間の取引が可能になることで、私たちにどのようなメリットが生まれるのでしょうか?次のような状況を想像してみてください。
ニューヨーク市場で株価が暴落したとします。日本の株価はアメリカ経済と密接な関係を持っていますので、ニューヨークで株価が下落すると日本でも下落から取引がスタートします。ニューヨーク市場がクローズするのは日本時間の早朝ですので、「下げ」から始める取引だと分かっていても、私たちは指をくわえて待つしかないのが現状なのです。しかし、FXは世界中での取引が可能ですので、海外に口座を持っておくとこのような状況にも対処することが可能です。つまり、日本時間の午前9時、取引がスタートする時間ですが、「下げ」から始まってみすみす損失を出してしまうのではなく、海外でさっさと決算しておくことで、このような損失を防ぐことが出来るんですよ。
利益が出るのを待つだけでは何も生まれません。それが投資です。待つことが必要な時もあれば、積極的に攻めていくことが大切になる時だってあるのです。上記のような状況だと、待つだけでは損失が出てしまいます。さっさと決算をするという「攻め」に転じるタイミングと言えるでしょう。FXではそれが可能なのです。海外に口座を持つという手間は必要ですが、FX上級者の皆さんの多くは海外にも口座を開設しています。こうすることで、「マイナス」を「ゼロ」に変えることが出来るんですね。
FXは株取引より手数料が安い!
株取引からFX取引に移行する人が増えているのには様々な要因がありますが、「手数料」の存在も無視できない要因だといえます。FXや株取引のみならず、投資には手数料が付き物です。また、手数料を考慮して投資をすることが大切であり、出来るだけ手数料の安い業者を選んでおきたいところですね。
株取引にも手数料は存在しており、毎回の取引ごとにある程度のお金を支払う必要があります。つまり、取引回数が増えれば増えるほど、手数料が山のように積み重なっていくのです。ところがFXの場合、ほとんどの業者では取引手数料を無料に設定しています。FXには「スプレッド」という、取引手数料に近いものが存在しているので、業者にとってはそれ以上の手数料を取る必要がないんですね。つまり、何回取引しても取引手数料自体は無料なので、細かい取引を行うデイトレーダーの皆さんにとってはかなり嬉しいシステムと言えるんですよ。
「FXは取引手数料が無料である」、これが株取引からFXに乗り換える人が増えている大きな要因の一つなのです。1回ごとの手数料は数百円程度なのですが、この状態で10回取引をすれば手数料は数千円になります。100回取引をするなら数万円もの手数料に膨れ上がってしまうんですよ。投資をしておられる方の中には、「取引で利益を上げているにもかかわらず、なぜかトータルの利益は少ない…」という経験をされたことがあると思います。これは投資初心者の方に多く見られることで、手数料が積み上がっていることに気が付いていない証拠です。それだけ、手数料の積み上がりは投資効率を圧迫してしまうものなのです。その点、取引手数料を無料に設定しているFXにはそのような心配はないと言えるんですよ。
株取引からFX取引へ
以前の投資と言えば、「株取引」が基本でした。もともと日本人は貯金が大好きな民族であり、それほど投資に熱心ではなかったんですね。アメリカでは昔から投資が積極的に行われており、個人の資産の半分は「株」や「国債」などの現金以外で保有していると言われています。ところが、日本人の貯金以外の資産は約20%だと言われており、この数字を見てもそれほど投資に熱心な国とは言えなかったのです。
しかし、株取引だけは日本でも活発に行われてきました。なにしろ、株を買う人がいないと株式会社は成長できませんし、株式市場にお金を流通させて経済を発展させる必要があったためです。そこで、日本政府は株取引の利益(損失)に対する税金に優遇措置を適応したりしているんですよ。ところが、最近は株取引からFX取引に移行する人が増えてきているのです。これにはさまざまな原因が考えられますが、まず「少ない資金から始めることが出来る」というのが大きな要因だと考えられます。株取引の場合、少ない資金でも始められますが、FXと比較するとどうしてもある程度のまとまった資金が必要になります。なので、大きな資金を用意できる一部の人たちに適した資産運用だと言えるのです。一方、FXは1万円から始められるプランもあり、その点が主婦やサラリーマンの皆さんに受け入れられた要因だと言えるでしょう。また、FX取引を始める人の中には学生さんもたくさんおられるそうですね。最近では大学などで経済を教える場所が多くなってきており、「練習+実戦」の意味も込めて、1万円程度の取引を始める学生さんが増えているのだそうです。とにもかくにも、若いうちから経済に興味を持つことはいいことだと思います。ただし、くれぐれも「程度をわきまえた取引」を心がけるようにしておきましょう!
株取引って何?
「FXと株取引と何が違うの?」という疑問を持っておられる方は多いと思います。たしかに、投資の初心者の皆さんにとって、株取引もFXも同じように思えるかもしれません。しかし、今さら株とFXの違いを人に聞くのも恥ずかしいと感じておられる方も多いと聞きます。そこで、ごく基本的な知識として、株取引について少しだけ勉強してみましょう。
株取引は、その名の通り企業が発行する株式を購入(売却)して、その差益で利益(損失)を出したり、「配当金」と呼ばれる「利息」のようなものを受け取って利益を出す資産運用方法です。たとえば、ここに2つの会社があるとします。A社とB社はともに不動産関連の会社で、業界ではライバル企業として有名だと想像してください。そこで、A社が粉飾決算などの犯罪行為を行ったとしましょう。こうなると株価はどうなるでしょうか?もちろんA社の株価は下落してしまいます。当然ですよね。粉飾決算で投資家をだましたのですから。一方、B社の株価にはほとんど影響はありません。こちらも当然ですよね。A社の粉飾決算とは無関係なのですから。
このように、株取引は比較的、企業ごとに独立して変動する傾向があります。経済状況によっては業界全体に影響を与えることもあるのですが、それぞれの企業の株価は独立して変動する特徴があるのが「株取引」です。なので、株取引を行う時は、「将来性のある業種」の「将来性のある企業」を選ぶのが効果的な方法だといえます。一方、FXは外貨取引であり、現在の経済は世界的に密接した関係にあるので、「独立志向」があまり見られない特徴があります。つまり、もっと大きな視点で見る必要があるということですね。
株取引は「独立傾向」がみられる、FXは世界経済と「連動」して変動する特徴がある。まずはこのことをしっかりと覚えておきましょう。